理想主義の海から産まれたヴィーナス ―巽孝之・荻野アンナ【編】『人造美女は可能か?』―
結論から言おう。「美女」とは何らかの理想のシンボルである。少なくとも、わざわざ「醜い」誰かや何かを何らかの理想のシンボルとする人間はほとんどいない。醜いものとは、この世知辛い「現実」そのものである。 例えば、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティのような
私は30年以上『ファイブスター物語』(以下、FSS)の愛読者であるが、この漫画はいつの間にか「血の継承」がテーマの一つになっていた。ある人曰く、FSSは巨大な「貴種流離譚」の集合体だ。なるほど、だからこそ「血の継承」がテーマになる。 では、『ゴールデンカムイ
将軍をやめた徳川慶喜には、変な話がある。 ある日、サイクリングをしていたら、途中で美人とすれ違い、よそ見してそのまま何かの店に突っ込んでしまったという。いかにも漫画チックなエピソードだな。 そんな好奇心旺盛で多趣味な慶喜公はきなこが好物だったが、あ
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